アイリスオーヤマ ポータブル冷蔵庫20l/40l口コミを徹底解説!

近年、アウトドアレジャーの人気や防災意識の高まりを背景に、いつでもどこでも食材を新鮮に保てる「ポータブル冷蔵庫」の需要が急速に拡大しています。中でも、国内大手メーカーとしての信頼性が高いアイリスオーヤマの車載冷蔵庫は、ポータブル冷蔵庫のおすすめとして常に名前が挙がる人気モデルです。

しかし、いざ購入を検討すると「実際の冷却性能はどうなんだろう?」「20Lモデル(ipd-2a-b)と40Lモデル(ipd-4a-b)の口コミ評価が知りたい」「本当に冷凍までできるの?」といった、尽きない疑問が出てくるのではないでしょうか。

特に、ポータブル冷蔵庫をアウトドアで本格的に活用するなら、ポータブル冷蔵冷凍庫としての実力や、競合の有力モデルであるBonarcaとアイリスオーヤマ製品を比較した際の具体的なメリット・デメリットは、購入前に必ず押さえておきたい重要なポイントです。

この記事では、アイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫20Lと40Lモデルに関するインターネット上の膨大な口コミを徹底的に調査・分析し、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためのリアルで詳細な情報をお届けします。

スペック表だけでは分からない、ユーザーの生の声に基づいた実践的な情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント

  • アイリスオーヤマ製ポータブル冷蔵庫のリアルな口コミ
  • 20Lと40Lモデルの具体的な違いと選び方
  • 冷却性能や静音性などの気になる性能
  • 競合Bonarcaとの比較と購入前の注意点

アイリスオーヤマポータブル冷蔵庫20l/40lの口コミ評価

  • 20Lと40Lの口コミをモデル別に紹介
  • 「冷えない」は嘘?冷却・冷凍性能の評判
  • 車中泊でも使える静音性に関する口コミ
  • 別売りバッテリーの持ちは?電源周りの評価
  • 操作は簡単?お手入れのしやすさの口コミ

20Lと40Lの口コミをモデル別に紹介

アイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫ラインナップの中でも、特にユーザーから支持を集めているのが、機動性に優れた20Lモデルと、収納力抜群の40Lモデルです。

それぞれのモデルには固有の型番があり、20Lは「IPD-2A-B」40Lは「IPD-4A-B」として市場に流通しています。まずは、両モデルの基本的なスペックを確認し、実際に使用しているユーザーから寄せられた具体的な口コミの特徴を深く掘り下げていきましょう。

項目 20Lモデル (IPD-2A-B) 40Lモデル (IPD-4A-B)
定格内容積 約20L 約40L
外形寸法 (cm) 幅約60×奥行約32×高さ約32 幅約61.5×奥行約39×高さ約48
質量 (本体) 約10kg 約14kg
消費電力 MAX:45W / ECO:30W
温度設定 -20℃〜20℃
付属品 電源コード、ACアダプター、シガーソケット用コード

20Lモデル (IPD-2A-B) の口コミ

20Lモデルは、その取り回しの良いコンパクトさと、多様なシーンに対応できる手軽さで非常に高い評価を得ています。特に、ソロキャンプやカップルでのドライブ、長距離トラックのキャビン内での使用といった、限られたスペースを有効活用したいユーザーからの支持が厚いのが特徴です。

「コンパクトカーの後部座席の足元にもぴったり収まる」「釣った魚や新鮮な食材を持ち帰るのにちょうどいいサイズ」といった、具体的な活用シーンに基づいた満足の声が多く見られます。

容量に関しては、500mlのペットボトルが立てて収納できる実用性に加え、口コミの中には「上蓋中央の窪みを利用すれば、牛乳パックもギリギリ立てて入れられる」といった、ユーザーならではの工夫も報告されています。

一方で、「思ったよりも奥行きがあり、設置場所を事前に測っておけばよかった」という意見も見られるため、購入前には必ず設置予定スペースの採寸をしておくことが、スムーズな導入の鍵となりそうです。

40Lモデル (IPD-4A-B) の口コミ

40Lモデルは、3人以上のファミリーキャンプやグループでのBBQ、さらには数日間にわたる長期の車中泊など、大量の食材や飲み物を一度に保存したいヘビーユーザーに最適な選択肢として選ばれています。

口コミでは「家族4人、2泊3日のキャンプでも食材と飲み物が余裕で入る」「連泊旅行でも途中で買い出しに行く必要がなくなり、時間を有効に使える」と、その圧倒的な大容量ぶりに対する満足の声が多数寄せられています。

また、30L以上のモデルに標準装備されているキャスターと伸縮ハンドルについても、「中身が満載で重くなっても、女性一人で楽に移動させられる」という点が高く評価されています。

ただし、その収納力と引き換えに本体サイズはかなり大きくなります。「軽自動車のラゲッジスペースだと、これ一つでほぼ埋まってしまう」「ミニバンでも存在感がある」といった注意喚起の声もあるため、特に積載スペースが限られる車種の場合は、他の荷物との兼ね合いを十分にシミュレーションすることが重要です。

「冷えない」は嘘?冷却・冷凍性能の評判

ポータブル冷蔵庫の心臓部とも言える冷却性能。インターネット上では稀に「思ったより冷えない」という口コミも見られますが、結論から言えば、大多数のユーザーはアイリスオーヤマ製品のパワフルな冷却・冷凍性能に満足しています。この性能の秘密は、家庭用冷蔵庫と同じ「コンプレッサー式」という冷却方式にあります。

コンプレッサー式とは?
冷媒ガスをコンプレッサー(圧縮機)で圧縮・膨張させることで熱を奪い、庫内を冷却する方式です。

安価なポータブル冷蔵庫に採用されがちな「ペルチェ式」と比べて、外気温の影響を受けにくく、冷却能力が非常に高いのが特徴。-20℃といった冷凍温度帯までパワフルに冷却できるのは、このコンプレッサー式のおかげです。

実際のところ、冷却性能は使用する環境や使い方に大きく左右されます。例えば、「真夏の炎天下に駐車した車内で、常温から冷やそうとしたら、-10℃設定でも庫内は8℃くらいまでしか下がらなかった」という声は、製品の限界を示す貴重な情報です。しかし、これは非常に過酷な条件下での事例と言えます。

一方で、多くのユーザーは「自宅のコンセントで予冷してから使えば全く問題ない」「室温25℃の環境で、30分ほどで庫内がキンキンに冷える」といった高評価をしています。

冷却スピードについても「庫内温度25℃から0℃になるまで約40分だった」という具体的なレビューがあり、性能は十分であることが伺えます。

冷却性能を100%引き出すための黄金ルール

口コミで最も多く語られている成功の秘訣は、「出発前に自宅のAC電源であらかじめ庫内を冷やしておく」という「予冷」です。出発の前夜から電源を入れて目標温度に設定しておくことで、車載後のコンプレッサーの負担を大幅に軽減し、効率的に温度を維持できます。

また、凍らせた保冷剤やペットボトルを数本入れておくことも、庫内の温度変化を緩やかにし、消費電力を抑える上で非常に有効なテクニックです。

冷凍機能に関しても、「業務スーパーで買った冷凍食品が溶けずに持ち帰れた」「車内で作った氷でハイボールを楽しめる」といった喜びの声が多数あり、-20℃まで設定できるコンプレッサー式の性能は本物であると判断できます。

ただし、常温の液体を完全に凍らせるには数時間以上を要するため、冷凍庫として活用する場合も、事前の計画的な準備が成功のカギとなります。

車中泊でも使える静音性に関する口コミ

特に静寂が求められる車中泊での利用において、就寝時にコンプレッサーの動作音が安眠を妨げないかは、極めて重要な選択基準です。この静音性については、ユーザーの環境や個人の感じ方によって評価が分かれる傾向にあります。

全体としては「静かでほとんど気にならない」という意見が多数派を占めています。「長距離トラックのキャビンで使っているが、エンジン音や走行音にかき消されて全く気付かない」「静かなオートキャンプ場の夜でも、問題なく眠れた」といった、実用上問題ないとする口コミが非常に多く見られました。

「自分はトラックの中で使っていますが、音が静かなので寝ていても気になりません!ビックリしました。」といった、日常的に車内で寝泊まりするプロのドライバーからの高い評価は、特に信頼性が高いと言えるでしょう。

一方で、「自宅の静かな寝室に置くと、コンプレッサーが起動する際の『ブーン』という低音が気になる」「就寝時に耳元にあると厳しいかも」という慎重な意見も確かに存在します。

音の感じ方は人それぞれ異なるため、完全に無音ではないという点は購入前に理解しておく必要があります。多くのレビューでは、騒音レベルを「家庭用の空気清浄機を通常モードで運転しているくらい」と表現されており、ほとんどの車中泊シーンにおいて、安眠を妨げるほどの大きな騒音となる可能性は低いと考えられます。

別売りバッテリーの持ちは?電源周りの評価

アイリスオーヤマのIPD-2A-BやIPD-4A-Bといった主力モデルには、本体に充電式バッテリーは内蔵されていません。そのため、車のエンジンを停止した状態で長時間使用したい場合や、電源のないアウトドアフィールドで利用するには、別途「ポータブル電源」を用意する必要があります。

この仕様をデメリットと感じる方もいるかもしれませんが、口コミではむしろ「高価で寿命のある内蔵バッテリーに縛られず、手持ちのポータブル電源を有効活用できるので合理的」とポジティブに捉えるユーザーが多いようです。

実際にポータブル電源と組み合わせた際の稼働時間に関するレビューは、実用性を判断する上で非常に参考になります。

ポータブル電源での稼働時間の実績と選び方

あるユーザーの詳細な検証によると、容量512Wh(ワットアワー)のポータブル電源を使用し、消費電力を抑えたECOモード(0℃設定)で稼働させたところ、なんと約24時間の連続使用が可能だったという驚きの報告があります。

これは1泊2日のキャンプや車中泊であれば、バッテリー残量を気にすることなく十分に対応できる性能です。ポータブル電源を選ぶ際は、このような実際の稼働報告を参考に、「消費電力(W) × 使用したい時間(h)」で必要な容量(Wh)を計算すると良いでしょう。(出典:Jackery公式サイト

また、家庭用コンセントで使えるAC電源と、車のシガーソケットで使えるDC電源の両方に標準で対応している点は、多くのユーザーから高く評価されています。

これにより、自宅のガレージでACアダプターを使って十分に予冷し、出発時に車へ運び込んでシガーソケット用コードに繋ぎ変える、といったシームレスで効率的な運用が可能です。

さらに、車のバッテリー上がりを未然に防ぐための3段階(H/M/L)の低電圧保護機能も搭載されており、安心して車載利用ができる点も、多くのユーザーがメリットとして挙げています。

操作は簡単?お手入れのしやすさの口コミ

日常的に使うものだからこそ、操作の分かりやすさやメンテナンスの手間は軽視できません。その点、本製品の操作パネルは非常にシンプルに設計されており、「説明書をほとんど読まなくても、直感的に温度設定やモード切替ができた」という声が多数派で、デジタル機器が苦手な方でも安心して使えるでしょう。

しかしその一方で、物理的な使い勝手やお手入れに関しては、いくつかの注意すべき点が口コミから明らかになっています。

注意点①:フタが想像以上に固い

特に20Lモデルのレビューで繰り返し指摘されているのが、フタの開閉の固さです。「密閉性が高いのは良いが、女性や子供の力では開けるのに苦労することがあった」「運転中に片手で飲み物を取り出そうとすると、本体ごと動いてしまい危ない」といった具体的な意見が散見されます。

これは高い保冷性を確保するための仕様と考えられますが、走行中に頻繁に中身を出し入れするような使い方を想定している場合は、ストレスに感じる可能性があるため注意が必要です。

注意点②:結露や霜は避けられない

高い冷却性能を持つコンプレッサー式の宿命とも言えますが、庫内と外気の温度差によって結露による水滴が溜まったり、冷凍設定時には霜が付いたりしやすい傾向があります。

「2〜3週間に一度は、庫内に溜まった水を拭き取る必要がある」「冷凍庫として連続使用すると、壁面にびっしりと霜が付く」という口コミがありました。幸い、庫内に排水栓が付いているモデルもあるため水抜きは比較的容易ですが、定期的なお手入れは必須であると覚えておきましょう。

一部のベテランユーザーは、庫内の底に自作の「すのこ」を敷くことで、食材が水浸しになるのを防ぐ工夫をしています。

これらの物理的な特性を事前に理解し、適切に対処することで、本製品の持つポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。

口コミで比較!アイリスオーヤマ冷蔵庫20l/40lの注意点

  • 結局どっち?20Lと40L容量の選び方
  • 人気モデルBonarcaと徹底比較
  • 車載・アウトドアでの使用感レビュー
  • コストコでも買える?お得な通販サイト情報
  • 故障は?デメリットと保証サポート体制
  • 総評|アイリスオーヤマ冷蔵庫20l/40l口コミまとめ

結局どっち?20Lと40L容量の選び方

「自分の使い方や家族構成には、20Lと40L、どちらのサイズが本当に合っているんだろう?」という悩みは、購入を検討する上で最大の関門かもしれません。ここでは、具体的な利用シーンや収納量を基に、後悔しないための最適なモデル選びを徹底サポートします。

ズバリ、利用スタイル別のおすすめ結論!

  • 機動性と手軽さを重視するソロ・デュオ利用がメインなら20Lモデル
  • 収納力を最優先する3人以上のファミリーや連泊キャンプなら40Lモデル

この結論に至る理由を、より詳細な比較表で具体的に見ていきましょう。ご自身の使い方を想像しながら読み進めてみてください。

  20Lモデル (IPD-2A-B) 40Lモデル (IPD-4A-B)
おすすめの利用シーン ソロキャンプ、釣り、日帰りドライブ、日常の買い物、トラックの車内泊、スポーツ観戦 ファミリーキャンプ、グループでのBBQ、数日間の長期車中泊、年末年始の食材ストッカー
おすすめの人数 1〜2人 3人〜5人程度
具体的な収納量の目安 500mlペットボトル約20本、2Lペットボトル横置きで約4本、350ml缶なら約30本 500mlペットボトル約37本、2Lペットボトル縦置きで約8本、350ml缶なら約55本
メリット コンパクトで軽自動車にも積載しやすい、女性でも一人で持ち運び可能、価格が手頃 圧倒的な大容量で買い足しの心配無用、キャスター付きで移動が容易、2Lペットボトルを立てて入れられる
デメリット 長期滞在や大人数には容量不足の可能性、フタが固いとの指摘が多い、キャスターなし サイズが大きく車内スペースをかなり圧迫する、本体重量が14kgあり中身を入れると非常に重い

20Lモデルの最大の魅力は、やはりその優れた機動性です。普段の買い物で冷凍食品やアイスクリームを買った際にも、エコバッグ感覚で気軽に車載できます。また、書斎や寝室に置くパーソナルなセカンド冷蔵庫として自宅で活用しているユーザーも少なくありません。

一方、40Lモデルの強みは、何と言っても「容量の心配から解放される」という安心感です。食材の買い出し計画に頭を悩ませることなく、純粋にアウトドアレジャーを存分に楽しみたい方に最適です。ご自身のレジャースタイルや家族構成、そして車の積載能力を総合的に考慮して、最適な一台を選んでください。

人気モデルBonarcaと徹底比較

ポータブル冷蔵庫の市場において、アイリスオーヤマの強力なライバルとして必ず比較対象に挙がるのが「Bonarca(ボナルカ)」です。ここでは、両ブランドの製品を複数の角度から徹底的に比較し、それぞれの特徴と、どのような志向を持つユーザーにおすすめかを明らかにします。

Bonarcaは、「常に進化し続けるポータブル冷蔵冷凍庫の新定番」を掲げ、特にアウトドアシーンでのタフな使用を想定した高い堅牢性と、細部までこだわった実用的な設計で多くのファンを獲得しているブランドです。

比較ポイント アイリスオーヤマ (IPDシリーズ) Bonarca
ブランドの信頼性 ◎ (国内大手総合家電メーカーとしての絶大な安心感) ○ (ポータブル冷蔵庫に特化した国内メーカー、サポート体制も評価)
冷却性能 ○ (実用上十分な性能、-20℃までしっかり冷却) ◎ (パワフルな急速冷凍機能が強力との口コミ多数)
堅牢性・付加価値 △ (シンプルな筐体で特別な設計はなし) ◎ (耐荷重100kgでテーブルや椅子にもなる堅牢設計)
細部の使い勝手 △ (フタが固い、滑り止めなし等の指摘あり) ○ (タッチパネル式ディスプレイ、大型キャリーハンドルなど工夫が随所に)
価格帯 ○ (機能に対してコストパフォーマンスが高い) ○ (アイリスオーヤマと同程度の価格帯で競争力が高い)

正直なところ、どちらの製品もコンプレッサー式を採用しており、基本的な冷却性能に大きな差はありません。どちらを選んでも「買って失敗した」と感じる可能性は低いでしょう。したがって、選択の決め手は、あなたがポータブル冷蔵庫に「何を最も重視するか」にかかっています。

【結論】重視するポイント別おすすめ診断!

アイリスオーヤマがおすすめな人
✔️ 何よりもまず、国内大手メーカーのブランドに対する絶対的な安心感を最優先したい方
✔️ すでに他のアイリスオーヤマ製品を愛用しており、ブランド全体に信頼を寄せている方
✔️ 過剰な機能は不要で、基本的な性能をしっかりと押さえた高コストパフォーマンスな製品を合理的に選びたい方

Bonarcaがおすすめな人
✔️ キャンプサイトなどで、冷蔵庫をテーブルや椅子としても活用し、荷物を少しでも減らしたい方
✔️ 悪路走行など、タフな環境下での使用を想定しており、製品の堅牢性を重視する方
✔️ 少しでも早く冷却したいなど、よりパワフルな急速冷凍性能や、タッチパネルなどの細かな使い勝手に魅力を感じる方

最終的にはデザインの好みも大きな要素となります。両者の製品画像をよく見比べて、ご自身のキャンプギアや車の雰囲気にマッチする一台を選んでください。

車載・アウトドアでの使用感レビュー

製品スペックだけでは分からない、実際に車やアウトドアフィールドで使った際のリアルな使用感は、購入を最終決定する上で非常に価値のある情報です。多くの口コミから、ユーザーがアイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫を手に入れたことで、レジャーの質が格段に向上している様子がうかがえます。

車載でのリアルな使用感と工夫

「真夏の長距離ドライブでも、ぬるい飲み物とは無縁になった」「旅先で道の駅に立ち寄り、要冷蔵の新鮮な野菜や魚介類をためらわずに買えるようになった」など、特に夏場の買い物や旅行シーンで、もはや手放せないアイテムとして大活躍しているようです。

ただし、多くのユーザーが指摘する共通の課題として、本体底面に滑り止め加工が施されていない点が挙げられます。そのため、「カーブの度にトランク内で本体が左右に滑ってしまい、中身が心配になる」という声が多く聞かれます。

この対策として、ほとんどのユーザーが100円ショップなどで手に入る滑り止めマットを本体の下に敷いています。さらに万全を期すために、荷締めベルトやラッシングベルトで車内のフックに固定しているという工夫も見られました。

アウトドアでのリアルな使用感と注意点

キャンプやBBQのシーンでは、「わざわざクーラーボックス用の重い氷を大量に買わなくても、いつでもキンキンに冷えたビールが飲めるのが最高」「食材が傷む心配がなくなったことで、メニューの幅が広がり、連泊キャンプがより楽しくなった」と、レジャーの満足度を劇的に向上させるアイテムとして絶賛されています。

前述の通り、電源のない場所ではポータブル電源との組み合わせが必須となりますが、最近では多くのキャンプ場に電源付きサイトが整備されているため、より手軽に利用できる環境が整っています。

アウトドアで使う際の注意点として、地面に直接置くことは避けた方が良いでしょう。地面の熱が伝わって冷却効率が落ちるだけでなく、結露で本体下が濡れたり、排熱口が砂や草で塞がれたりする可能性があるため、折りたたみ式のスタンドや台の上に設置することをおすすめします。

コストコでも買える?お得な通販サイト情報

「アイリスオーヤマ製品なら、コストコで安く手に入れられるのでは?」と期待する方もいるかもしれません。

しかしながら、2025年現在、コストコの店舗やオンラインストアでアイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫が定常的に販売されているという確かな情報は見当たりませんでした。(期間限定や一部店舗での取り扱いがあった可能性はゼロではありませんが、一般的な購入ルートとは言えません。)

したがって、購入を検討する際には、主に以下のオンラインストアや家電量販店が現実的な選択肢となります。

主な販売店と賢い購入戦略

アイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫は、メーカー直営の公式サイト「アイリスプラザ」を筆頭に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった国内の主要な通販サイトで幅広く取り扱われています。また、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、コジマといった全国展開の大型家電量販店のオンラインストアや実店舗でも購入が可能です。

価格は販売店や時期によって常に変動しますが、おおよその市場価格の目安は以下の通りです。

  • 20Lモデル:24,000円〜29,000円程度
  • 40Lモデル:32,000円〜38,000円程度

少しでもお得に購入するためには、各通販サイトが実施する大型セール(Amazonのプライムデー、楽天スーパーセールなど)のタイミングを狙うのが最も効果的です。また、サイト独自のポイント還元率やクーポンなども考慮に入れて、総合的に最もお得な購入先を見つけることをおすすめします。

故障は?デメリットと保証サポート体制

どんなに魅力的な製品でも、購入する上で最も気になるのが、故障のリスクや耐久性、そして万が一の際のサポート体制です。多くのユーザーは長期間問題なく使用していますが、正直に言って、一部で耐久性に関するネガティブな口コミが存在するのも事実です。

耐久性に関するリアルな口コミ

「購入後ちょうど1年で、設定温度まで全く冷えなくなった」「2年間の使用でコンプレッサーが故障した」といった、保証期間が切れた直後の故障事例が少数ながら報告されています。

また、自宅でセカンド冷凍庫として連続使用しているユーザーからは「9ヶ月を過ぎたあたりから、コンプレッサーの振動音が明らかに大きくなった」という報告もありました。これらの口コミから、毎日24時間稼働させるようなヘビーな使い方には、必ずしも最適とは言えない可能性が示唆されます。

もちろん、これらはあくまで一部の事例であり、全ての製品に当てはまるわけではありません。しかし、アウトドアという比較的過酷な環境で使う製品として、こうした故障リスクがゼロではないことは購入前に認識しておくべきでしょう。

保証とサポート、そして処分のこと

アイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫に付帯するメーカー保証期間は、お買い上げ日より1年間です。万が一、初期不良や保証期間内に故障が発生した場合は、購入した販売店またはメーカーのサポート窓口に問い合わせることで、修理や交換の対応をしてもらえます。

海外の無名メーカー製品と比較して、万が一の際に日本語でスムーズにやり取りができ、迅速なサポートが期待できる点は、国内大手メーカーならではの大きな安心材料です。

最後に、あまり考えたくないことですが、製品が寿命を迎えた際の処分方法についても知っておく必要があります。この製品は、家庭用冷蔵庫と同様に家電リサイクル法の対象品目に指定されています。

そのため、廃棄する際には法律で定められたリサイクル料金と収集運搬料金が必要になる点を覚えておきましょう。(参照:経済産業省 家電リサイクル法

総評|アイリスオーヤマ冷蔵庫20l/40l口コミまとめ

  • アイリスオーヤマのポータブル冷蔵庫は多くの口コミで総合的に高い評価を得ている
  • 冷却性能はコンプレッサー式で非常に高く、-20℃の本格的な冷凍保存も可能
  • 真夏の炎天下など過酷な環境下では、事前の「予冷」が性能を引き出すカギとなる
  • 動作音は「静か」という意見が多数派で、ほとんどの車中泊シーンで問題なく使えるレベル
  • ただし音の感じ方には個人差があり、完全に無音ではない点には注意が必要
  • 本体にバッテリーは内蔵されておらず、エンジン停止中の使用にはポータブル電源が別途必要
  • AC/DCの2電源に標準対応しており、自宅と車でシームレスに使える利便性が高い
  • 操作パネルはシンプルでデジタル機器が苦手な人でも直感的に使用できる
  • 明確なデメリットとして20Lモデルはフタの開閉が固いという指摘が非常に多い
  • 構造上、庫内は結露や霜が付きやすく、定期的な拭き掃除や霜取りといった手入れが必要
  • 20Lは機動性を重視するソロや少人数、40Lは収納力を最優先するファミリーや連泊におすすめ
  • 競合のBonarcaは堅牢性やテーブルにもなる付加価値の面で優位性がある
  • 何よりも国内大手メーカーとしてのブランド信頼性を重視するならアイリスオーヤマが最も有力な選択肢 - 主な購入先はAmazonや楽天市場といったオンラインストアや全国の家電量販店となる - メーカー保証期間は1年間で、万が一の際のサポート体制には安心感がある

 

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